【DTP】リンク画像と埋め込み画像の違い

印刷用データにおける、リンク画像と埋め込み画像の違いについて



早い物で、12月の3連休は終わってしまいましたね。
個人的には、21日〜25日の夜まで出張に出かけていたため、イルミネーションを見に行ったり旅行に行ったりというのは無かったですが
周りの幸せそうな雰囲気がとても良かったです^ ^

さて、今回はリンク画像と埋め込み画像についてです。


↑こんなピンクのライン画像を入れた名刺を作りたいと思ったときの、画像の挿入方法です。


リンク画像と埋め込み画像の違いLogo


リンク画像とは・・・
そのままの意味ですが、『リンクをする(している)画像』の事です。
元になるイラストレータファイルに、入れたい画像を『リンク』します。

埋め込み画像とは・・・
元になるイラストレータファイルに、入れたい画像を『埋め込み』ます。

文章の説明では『???』となるかも知れないので、以下は画像で説明していきます。


リンク画像の挿入方法Logo



名刺の材料を入れるフォルダを1つ作り、そこに使用したい画像とイラストレータファイルを入れます。



この場合、『line.eps』という『画像』を『namecard.ai』という『イラストレータファイル』に挿入したいので、同じフォルダに放り込みます。




そして、この様に、イラストレータファイルで名刺の土台を作ります。→『namecard.ai』






『ファイル』→『配置』を選択して






リンクをしたい画像(挿入したい画像)を選択します。※『リンク』にチェックを入れます。






画像が挿入されました。『リンク』情報にもきちんと画像が入ってます。



画像の埋め込み方法Logo


先ほどのリンクした画像をそのまま埋め込む方法です。




先ほどリンクした画像をそのまま選択し、ツールバーの下にある『埋め込み』を選択します。





埋め込まれました。リンク情報には何も入ってません。
これで埋め込みのできあがりです。



ではリンクと埋め込みは何が違うのかClient


上のやり方を見て頂いた上で、再度おさらいです。
リンク画像は、画像をリンクするため、『リンク画像』がフォルダに入っていないと
『イラストレータファイル』を開いても画像を見ることが出来ません。

※さっきフォルダに入れたリンク画像を抜いてしまうと・・・


イラストレータファイルを開いたときにこんな警告が出ます。『無視』をすると


何も見えない状態になり、リンク情報には『?』マークがついています。


要するに、イラストレータファイルだけを他人に渡したり、印刷会社に入稿しても
画像が見れない状態になるわけです。

これを回避するためには、きちんと同じフォルダに画像も入れて圧縮してから相手に渡すか
画像を全て『埋め込み』にすることで画像不足を防止できます。

では「全部の画像を最初から埋め込めばいいじゃない?」という疑問が出てくる事が有ります。
そうなんです。最初から埋め込んでしまえば画像不足とはなりませんが
『埋め込み』にはデメリットが有ります。

リンクは、フォルダに入っている画像を『リンク』するため、イラストレータファイルの容量を抑えることが出来ます。
つまり、画像が多いデータを作っても画像が別に有るため、ファイルを開く時間もそこまで掛かりません。

ところが、全ての画像を埋め込みにしてしまうと、イラストレータファイルに画像を埋め込む訳ですから
画像の容量も全てイラストレータファイルに掛かってきます。
名刺などのデータは小さいので全部埋め込んでも問題ないですが、チラシなどのデータを作る際に画像を多数使うと
データ自体が重くなり作業がままならないことが有ります。開く際も保存の際も時間が掛かる結果となります。

その為に、自分で判断できるようにリンクと埋め込みが有るので、データによってうまく使い分けて下さい。


おさらいClient



画像がリンクの場合・・・
容量が重いデータ向き。データを人に渡すときは、必ず画像でーたもフォルダにいれて圧縮してから相手に渡す。


画像を埋め込む場合・・・
容量が小さいデータ向き。データを人に渡す際は、aiデータのみをフォルダに入れて圧縮してから相手に渡す。


印刷を依頼する場合、是非気にしてみて下さい。

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